ある電機メーカーにおける3次元CAD教育
1.社内教育開始の背景 − 3D-CAD導入の経緯
95年度以前 各事業所で、都合の良いツールを選んでいた。 96年度以降 全社的な動きとして、未導入の事業所に、Pro/E導入を推進。 自社に適した講座の設置が必要に。2.教育体制
講座運営のモットー(3D-CAD教育に限らない) ・「受けて楽しい」講座づくり ・「できるようにしてあげる」講座づくり ・(講師が)進度を邪魔しない → できる人はより先に、理解の遅い人はじっくりと。 (1) 社内ではBasic相当コースのみ開設。(96年度から。) 対象者:社内各事業所、関係会社の者。 (2) ツール :Pro/Eと I-DEAS (3) テキスト:PTCのテキスト掲載の部品を基に自作 (4) カリキュラム 全5日[( )内は時間数] 1日目 : 社内3D-CAD推進状況(1)、質疑応答(1)、 アイスブレーキング(1)、スケッチャー(3)、 スケッチ型フィーチャー[4パターン](2) 定時後は宴会 2日目 : 部品作成の基礎(3)、部品作成演習問題(5) − 定時後も 3日目 : 部品作成演習問題[つづき](5) − 定時後も 4日目 : アセンブリ(3)、ドラフティング(3)、サーフェス(2) − 定時後は部品作成演習問題 5日目 : システム設定(1)、トップダウン設計(2)、金型設計基本(2)、他(1) 総合討論(1) (5) インストラクター数 3人 (6) 特徴 2〜4日目の部品作成演習問題は、各人の進度に合わせて、自由にやらせる。3.問題点
(1)他のコンピュータスキル教育に比べ、年齢層が高い。 (2)管理職層が3D-CADを体験する機会がない。 (3)PTCのアドバンスコースに迎合する内容になっている。4.問題点の解決−新設講座とその特徴
(1)中高年向け講座(計8日=4日+[3週間のブランク]+4日) 教え方は、体系が頭に入るように。 操作方法がすぐにテキストから見つけられるように。 馴染みにくい用語・概念は、馴染みのあるものに置き換える。 自尊心を傷つけない 質問には必ず答える。聞かれないのに介入はなるべくしない。 (2j管理職向け講座(2日間) 課長級対象 自分は操作できなくても良いが、何ができるか、何に注意しなければならないか、ポイントを教える。