Pro/USER OFF LINE MEETING #2 モデリングの島 1999.03/26 - 03/27
村長:西川@Ryuuna Design and Engineering 住人:T橋@___ K田@___ T田@___    N條@___ H@___ S本@___    K本@___ K柿@___ H桜@___ 今回の大きなテーマは「悩みの解決」だった訳ですが、「モデリングの島」に 参加された皆さん、どうでしたか。 初日(26日)は夕食後のお酒の勢いで深夜まで話は尽きませんでした。 ただ、私は自分の周辺しか話が聞こえてませんでしたので、(酔って居眠りし ていたという話もある)不足している内容は、感想メールでお願いしますね。 次の日(27日)は真面目モードで話して頂きました。 結構、同じ事を考えていたり、必要以上に複雑な事をしていたり、話すことで 少しは刺激になったと思います。 では、まとめと言うほどの事もありませんが。 モデリングと一口に言っても、設計のためのモデリングをやっている人もいれ ば、形状を作るためだけのモデリングをしている人がいます。 設計のためのモデリング ---------------------- ここで重要なのは、いかに先を読むかが重要です。 どれくらい先を読むかによって、扱いやすいモデルになるかどうかが決まるの ですが、そんなに先が読めるなら苦労しないわい...という意見も。 確かにそうなんですが、何十手先でなくとも、一手でも二手でも、先を読む努 力をしているのといないのとでは明らかに差が出てくるのは、皆さんの実務経 験で実証されているでしょう。 先を読む人は飲み込みが早くて、ほっておいても大丈夫。先の読めない人はい つまでたっても、付きっきりの指導が必要です。 3D設計を始めた時は(私自身の経験も)、いつまでたっても構想設計が続い て、いつ出来あがるのかなぁ、という感じ。 モデリングも大変、本当に最後に出来あがるかどうかが不安というのが本音。 ただ、先週まで構想設計していたのに、いつのまにか部品が完成していたので、 周りの人達に驚かれる、ということはあります。 このあたりは、とにかく3Dで設計プロセスを通してみないと、問題点も、利 点も見えてこないのではないでしょうか。 2Dの場合は一度形状を決定したらそれまでだけど、3Dの場合はいかに自由 度を持たせるかによって、設計変更への対応ができるかどうかということにな ります。 設計能力と操作能力としてみた時、ベテランの設計者などは操作能力をトレー ニングすればいいのですが、新入社員などで、変に操作能力だけが高い時が、 一番問題と言う意見も。 形状を作るためのモデリング -------------------------- いかに設計能力があろうとも、3DCADをワープロのようにツールとして使 えなければ話になりません。 とは言っても、いきなりの発想転換や、モデリングのコツに戸惑うのも事実。 Mさんの講演にあったように、3DCADの中身を理解していれば、ジオメト リエラーやトリムメニューに苦しまなくてもよくなります。 が、... マージ、トリム、カーブの投影など何かするごとに、誤差が積み重なるとか、 ゼロに収束する部分は問題だとか、操作でエラーにはまらない限り、実感がわ かないだろうなと思います。 一度、経験すればMさんの講演も、なるほどと思います。 あと、モデリングは加工に基づいてフィーチャーを作成するのが基本だという ことです。 アセンブリについても、組み立てに基づいて関係付けをするのが基本です。 ここで、注意しないといけないのは、最初からしないこと(特にアセンブリ)、 最初は自由度が大事、設計がFIXした時点で部品同士の関係を付けるくらい の気持ちで。 例えば、下図のような丸棒を段加工する場合は、段つきの断面をスケッチして 回転で一気に突起にしてしまうのではなく、丸棒から、旋盤で加工する様に、 カットしてゆくのがいいですね。 ┌────┐ ┌──┘ └───┐ -------------------------- └──┐ ┌───┘ └────┘ そうそう、最初の丸棒も円形の断面を押し出して作るのがいいです。だって、 実際の丸棒も「押し出して」作のですから。 加工順に何回かに分けると、フィーチャーの数が増えるのですが、プログラム と同じで、複雑な命令を組み合わせるよりも、単純な命令を繰り返すほうが、 見とおしが良くなって、後の修正が楽です。 一般的な話 ---------- 3Dの場合、見た目の完成度と実際の完成度に、大きなギャップがあります。 特に設計書記段階では、実際の設計完成度は20%くらいなのに、見た目では 80%くらいに見えます。 まあ、これを利用して設計の20%段階でDRを実施して他部署の担当者に、 問題点を出させるのですが(日ごろ筒井さんが言ってるとおり)、実際やって いるものにとって、このギャップが心配の種になるのです。 設計をコントロールするリーダーの方は、ここのところをフォローして、必ず 出来るんだよ、と優しく導いてやる必要があります。